ギター・ベースギターよろず相談受付【署】 2493615


地図とものさし

1:短小 :

2020/11/26 (Thu) 12:06:00

ROM専のみなさん

お気に入りの1本を手にするため。あるいはその1本をさらに自分好みに変えていきたいと思ったとき、

名取チン味堂のような悪い奴から、ウジがわいたウ●コなコンデンサをつかまされないためにも、私の引き出しの中をひっかきまわし、これからもいろいろな話をしたいと考えますが、


その前に、基本的な考え方をお話ししたいと思います。この話は、今後電気の話や、ひいきのお店とうまく付き合っていく方法や、ギターを改造したいと思ったとき、アンプの話など、いろいろな話につながっていきますが、スピリチュアルな世界に迷い込みそうになった時、元の場所に帰るための、その根っこのような話だと思ってください。
ただし、かなり私の主観(もちろん経験上)が入っており、受け止め方はそれぞれあると思いますので、もちろんそれはそれで結構ですが、これからお話しする話は、基本の「地図」や「ものさし」のようなものですので、各自同じようなものは持っていたほうが良いと思います。(地図やものさしがあれば、いま何の話をしているのか、それがどのくらい重要なのか、わかってくると思います)

なお、あくまでもギターを(趣味性は高いものの)道具と考えた場合であり、コレクターズアイテムと考えている人には、この話は当てはまりません(笑)


ギターの素性は何で決まるか(製造から長年経過したときにだけ得られるエージングや「枯れ」による変化を除く)
以前、エレキギターはギター5割:アンプ5割、ギターそのものの音色はピックアップ8割、ボディ2割とお話ししましたが、その根拠をお話しする前に、アコースティックギターについても触れておきたいと思います。


アコースティックギターの場合、私は素材(シーズニング含む)5割、ビルダーの技量(工房の環境含む)5割だと思っています。持論ですが、ちゃんと、きちんと、丁寧に、正しく必要な時間をかけて作れば、素材がそこそこでも、一定水準の楽器にはなると思います。経験上これは間違いありません。ちゃんと作ればちゃんとした音が出せます。

じゃあ、なぜ5:5なのか。
料理人に例えるとわかりやすいと思いますが、腕のよい料理人が、フェイク料理を作れば、素人なら騙せるくらい、そこそこのものは作れるでしょうが、結局のところ、書泉グランデ、もとい、所詮ニセモノですから本物の素材を使った料理には勝てません。素晴らしい料理を作るには、いい素材と、腕の良い料理人が必要なのです。

とりわけ、アコースティックギターで特に重要なのは、ビルダーの技量5割の中でも、ネックとボディの接合と、ブレーシングだと思っています。ネックとボディの接合は、人間でいうところの「体幹」のようなもの。ここがだめならすべて台無しになります。一方ブレーシングは音色を決定づける最も重要な部分と考えています。バイオリンにも「魂柱」という特徴的な部品があります。興味があったら調べてみてください。

そうした意味では、アコースティックギターは料理人から目の前に差し出された、完成した料理であり、あまり手を加える余地がありませんから、お気に入りの一本を探すためには、グルメ本を参考にするのもよいでしょうが、結局のところ、自分の足でお気に入りのお店を探し、いろいろ食べ歩いて探すしかないのかもしれません。

なお、アコースティックギターにピックアップをつけるとなると話は変わってきます。スタンドマイクで集音するなら、今外に出ている音が拾われていると納得できますが、特にピエゾなどを内蔵したり追加すると、素材5割、ビルダーの技量5割のバランスが、素材4割、ビルダーの技量4割、ピックアップ2割と比重が変わり、ピックアップの素性に足を引っ張られる可能性が出てきます。
ピックアップで拾うということは、せっかくおいしい料理が目の前にあるのに、それをスマホで撮った画像を眺めているようなもの。おいしさを伝えるのは本来難しいものだと思ったほうが良いと思います。それか、生音とピックアップで拾った音は別物と、割り切った考えを持つかですね。



一方、エレキギターですが、前述したとおり、私はギター5割:アンプ5割、ギターそのものの音色は、5割の中でさらにピックアップ8割、ボディ2割で決まると考えています。

アンプも楽器です。中でもスピーカーも楽器の一部。オーディオ用のスピーカーは、原音をできるだけ忠実に再現することが目的ですから、低音から高音まで、できるだけフラットな特性であることが理想。一方アンプ用のスピーカーは、特定の音域が厚く豊かなるような色付けがされています(さらに過酷な使用にも耐えられるようヘビーデューティにも作られている)。つまり、オーディオ用スピーカーをギターアンプに使っても物足りないし、ギターアンプ用スピーカーをオーディオに使ってもラジオみたいな音しかしない。全く別物なのです。

一つの例に、フィードバック奏法というのがありますが、あれこそ、ギターとアンプの条件がそろわないと再現できません。

つぎに「ギターそのものの音色はピックアップ8割、ボディ2割」の話ですが、私の答えは、貼りつけた拾い画像の通り。ボディがオイル缶であってもピックアップさえつければ「エレキギター」としては成立しています。ちゃんと作りこめば。ただし、フィードバック奏法はできないかもですね(笑)

ちなみに、一部のyoutuberが、フィードバック奏法を「アンプから出た音をピックアップが拾ってループする」と言っていますが、ピックアップは空気の振動は拾いません。ピックアップは磁性体のスチール弦がピックアップの磁場をかき回さないと電気信号にはなりません。ましてや、弦の表面積は小さく、スピーカーから出た空気の振動が、弦を直接震わす(ピッキングに匹敵する力を与える)には至りません。もちろんアンプのセッティングや、条件にもよりますが、フィードバックは、スピーカーから出た空気の振動(音)がギターのボディを震わし、ボディが弦を震わし、それをピックアップが拾って成立します。
この点、オタワケなギターだとハウリングで終わったり、フィードバックすらかからないことがあります。
だから、ボディの比率は2割くらいはあると考えています。


ちなみに、そこそこ食えるものの値段ですが、私は、素材と製造のコストを考えると、(あくまでも主観)
・アコースティックギターなら7、8万円~30万円くらい
・エレキギターなら5万円~20万円くらい

それ以上の値段は、ブランド、希少な材料を使っている、インレイなどの装飾が施されている、名工が作ったとか、付加価値の部分だと思っています。(製造から長年経過したときにだけ得られるエージングや「枯れ」による変化はお金に換算できないので除外)



まとめますと、今ギターについて考えていることは、自分にとって、比重としてどのくらい重要なことなのか、金額に換算すると、どんな掛け算になるのかを考えつつ、

・アコースティックギターは目の前に差し出された料理人が作った完成した料理と同じ。旨いか不味いかは食べてみないとわからないが、不味いと言っても、あまり手を入れる余地がない。
 (料理人がヘボなら手直しが必要だが、差し出された時点で、味はほぼほぼ決まってしまっている)

・エレキギターは依存度8割のピックアップを変えたり、依存度2割の中にある部品を変えて、好みの味に変えられる余地はある。
 ただし、なんでもぶちこんだ不真面目なスープ、背脂ギトギトの、不真面目な店主が作った不真面目なラーメンは最初から食いたいとは思わない。
 そこそこの味にしたいなら、最低でも5万円くらいかけて10割にしたいところ、1万円で買えるギターは、1.6:0.4の比率で作っている。
 (料理人の腕が反映されにくいので、安く大量生産することもでき、B級でも腹が減っていれば空腹は満たされる程度の味。2度目はない(笑)) 


2:ukurekitty :

2020/11/26 (Thu) 19:25:10

エレキギター
アンプ5:ギター5(p.u.;4/body;1)
≒同感でぷ

ピックアップ交換~
余ったC級ピックアップ~思案中~
3:ボンボンバカボン :

2020/11/26 (Thu) 20:00:38

アコースティックギターに関することは
ボクチの普段、思ってることとほとんど同じでつ

自分と同じ考えの人がいるとわかって
うれしいでつ

ボクチもギターは「道具」だと思ってまつ

料理人の包丁、大工のカンナみたいに
プレイヤーが心を表現するために使うものでつ

だから、レア度なんかどうでもいいでつ
どんなにレアであっても、鳴ってくれないものはダメでつ

その代わり、どんなにボロでも
鳴りが良ければ、大満足でつ

ボクチは、ギターの販売をしてまつが
コレクターが死ぬほど嫌いでつ



4:短小 :

2020/11/26 (Thu) 20:48:57

ってお考えいただくと、中古の相場、せいぜい5000円のレジェンドに金をかけて売るってことが、どんだけアホなことか、ROM専の諸君にもご理解いただけると思います(笑)

https://www.digimart.net/cat01/shop5036/DS04008229/
5:変態ジミおじさん :

2020/11/26 (Thu) 20:55:47

アコギの王様
ビンテージ
ハカランダ
鈴鳴り

以上を踏まえていないとアコギにあらず!
そういうお方には無縁の【署】です。
他をあたって下さい。


真面目回答 その35
6:変態ジミおじさん :

2020/11/26 (Thu) 21:02:49

本当の鈴鳴りは「ホンマホに有り!」


真面目回答 その36

7:ボンボンバカボン :

2020/11/26 (Thu) 21:21:32

今日行ったリサイクルでは
赤ラベルFG160が54800円でちた

勝手に試奏できないように
特別な場所に鎮座ましましておりまちた

めまいがしまちた
8:署長 :

2020/11/26 (Thu) 22:27:22

嘘のようなホントの話(実話)



昔、昔、、、あるところに、、、?

じゃなくて。


質問してきた人がいました


【本真帆って、『本当のマホガニー材のことを言うんですよね?』。】ですって。


9:ボンボンバカボン :

2020/11/26 (Thu) 23:02:01

↑それボクチです
結構長い間そう思ってまちた
10:変態ジミおじさん :

2020/11/26 (Thu) 23:33:49

老婆心ながらスタッドスクリューが出過ぎて

演奏中に手の平を切る可能性があり危険です。



真面目回答 その43
11:短小 :

2020/11/26 (Thu) 23:35:18

↑あ、それ、私も思いました(笑)
12:署長 :

2020/11/26 (Thu) 23:40:09

実話

昔、昔


CHARの大ファンだという『追っかけ』娘がCharを捕まえて質問した。


『あのぉー?Charさんのギターって、バネが入っているみたい、、、、、』?




Char『????????』


13:短小 :

2020/11/26 (Thu) 23:53:08

↑あ、!!!!

もしかして、
アーム使って、ビヨヨヨヨ~ンってやってたからかも(爆)
素直に「バネみたい!」って思ったんですかね(笑)
14:変態ジミおじさん :

2020/11/27 (Fri) 11:19:56

ムスタング無知の小私は今初めて知りました。

ムスタングはバネの掛けるカ所を変えられる

構造になってるんですね。変える事でバネの

硬⇔柔の調整が出来るのですね。

凄いなあムスタング!輪ゴムで代用は・・・無理?


真面目回答 その48
15:署長 :

2020/11/27 (Fri) 14:03:33

ムスタングはバネの掛けるカ所を変えられる

構造になってるんですね




ところがね?jimiさん


実はそれ『簡単』じゃないんですよね。

意外に難しいので、できない人も多いんです。


16:変態ジミおじさん :

2020/11/27 (Fri) 15:06:16

一筋縄では甲羅縛り・・・いやいやいや!いかないのですね!

フックの部分がかなり強烈に曲げてあるのは分かりました。

ムスタングは人生で二度程しか触れた事がありませぬ。

国産ビザールと、どこが違うのか?今でも分かりません。



17:署長 :

2020/11/27 (Fri) 17:28:40

新品ですとバネが強力ゆえ、その辺の厨房初心者ギタリストのひ弱な腕力では、このスプリングをユニットから外せないんです(藁)。実話、沢山あります。大きな作業台と、それに固定できる万力が自宅にあれば可能なんですけど、今どきの厨房は万力そのものを所有してませんからね。工房に依頼して調整してもらったほうが、安全ですよ。


署長のコケた実話。

78年製の米国製ムスタング1本、所有してます署長。スプリングを交換しようと思い万力に固定して作業しようと思ったのですが、なんと『指』でスプリングの取り外しができたんです。


『えー?意外に簡単だなあ、、』と感心?していたら、それ単にスプリングが劣化していて張力が弱くなっていただけの話だったんですよ。勘違いした署長は『自信満々』。『なーんだ。この程度なら指でスプリングを引っ張る程度で新品にも交換できるでしょ』と、急に鼻が天狗に。


ところが!!!!



自宅に届いたムスタング用の新品スプリングをフックに引っかけようとするも『張力』がきつくて引っ掛けることができない。


あれは苦労しましたねえ、、、、、、、、、、、、、


(偉そうな態度で増長していると、署長のようにコケるという教科書事例になりましたね)

(泣)




18:変態ジミおじさん :

2020/11/27 (Fri) 22:16:18

署長はムスタングをお持ちでしたよね。

ムスタングって「ブリキの音」しませんか?

アメリカで60年代のPUを15ドルで入手して

PACOのコンポーネント・テレキャスの

フロントに付けて鳴らしていましたが、線の

細さに閉口しました。アッチの人は「ピーキー」

と言うそうです。



19:署長 :

2020/11/27 (Fri) 22:26:55

「ショボい」音ですよ。

苦笑するのは、誰が弾いても『なんとなくCharの音』になるという点ですね。逆からいうと日本に於いてはCharがムスタングとは何ぞや?に『ほぼ答えを出して』しまった感があるってことです。


以前も紹介しましたけど、これCharそのものですよ。


いつみても爆笑します


20:署長 :

2020/11/27 (Fri) 22:32:40





で、この動画がひどいんだよねえ。


チューニングがメチャクチャ


『公式』が、よくこんな不良品動画をリリースしたもんだなあって。
21:短小 :

2020/11/27 (Fri) 22:47:55

↑ハイスクールモデルですから!!!(笑)

G社メロディメーカーと並んで。
22:変態ジミおじさん :

2020/11/27 (Fri) 22:52:37

どれも「ブリキの音」「針金の音」ですね。

Gibson信者からすれば『オモチャだね』

どれも本当に酷い音で褒める処が無い。

そう考えるとストタコって凄いですね!

今から2020-1954=ええと・・・66年も

前にあれ程完成したギターを設計製作した

レオおじさんとタバレスさんは凄い!
23:短小 :

2020/11/27 (Fri) 23:04:08

同感です!


何がシンクロなのかわからないけど「シンクロナイズド」
それってビブラートじゃね!!ってツッコミをよそに「トレモロユニット」

ネーミングセンスも抜群です
24:変態ジミおじさん :

2020/11/27 (Fri) 23:06:38

メロデイメーカーは確かにチープギターですが

ホンマホを使ってますので鳴りは凄く良いです。

ムスタングは「その辺の手に入る材」ですから

経年変化とともに音の差が如実に表れてきます。

Gibson凄いな~と感心していた事があります。
25:署長 :

2020/11/27 (Fri) 23:13:45

Charは、好き好んでムスタングを使ったわけでもないんですよね。アルバイトして苦労して貯金で買った(山野楽器本店から)米国スト蛸を、出入りのスタジオに置いて帰宅。その後、スタジオに戻ると置いていたスト蛸が、盗み出されていたという。

スト蛸を買うだけの余裕はなくて、トレモロユニットが付いてる似たようなエレキギターは?と探していてムスタングに辿り着いたと。


ある意味『玩具』なギターであるムスタングで、よくまああれだけのPerformanceを展開してきたもんだなと、今更ですが感心します。だけどそのCharも結局、段々とスト蛸に戻ってゆきましたからね。
26:変態ジミおじさん :

2020/11/27 (Fri) 23:52:27

初めに、これは私の独断と偏見に満ちた持論です。

Charのムスタング離れのきっかけはスティーブ

・ルカサーとの出会いだと思っております。彼が

EMG、FRT付きのバレーアーツを縦横無尽に

圧倒的パワーで弾きまくるのを見て『参ったな!

ムスタングじゃ腕以前に音で勝てねえわ』と察知

したからじゃないかと・・・ギターがあれ程違うと

B-29に竹やりで応戦するようなものです。

27:署長 :

2020/11/28 (Sat) 00:28:22

確かに、有力な説ですね。


jimiさん。Char本人がね?インタビューでコメントしていたことがあるんですよ。署長の記憶も不鮮明ですが、そのインタビューはね?どうしてムスタングを使わなくなったのですか?という質問だったのです。確かに、ムスタングを使わなくなりスト蛸が中心になりつつあった頃のインタビューでした。



Charは、こんな風にコメントしていたんですね



『ある日。【お前の音は本当に悪いなあ、、、もっとマシな機材を持ってないのか?】って言われたんだよね、俺。もともとあまり機材に興味の無い性格だったからムスタング+Hiwattの組み合わせでライブやってたけど、音が悪過ぎると指摘されて以降、言われてみれば確かに音が悪いなと自分でも思うようになってさ。で、結局、スト蛸に戻ることになってしまったんだよ』と。



だいたい、そんな趣旨だったと記憶してます。



【XXから音が悪いと指摘された】と具体的な名前までは触れられていなかったと記憶してます。


機材の限界を感じていたんだ、、ってな本音も同時に漏らしてましたけどねえ。
28:変態ジミおじさん :

2020/11/28 (Sat) 01:44:18

Charはムスタング+Hiwattの組み合わせでLIVEを

やっていたのですか!ひえ~とても信じられない!

それって耳を塞ぎたくなりますよ。ローが出ない

ベッシャベシャのお粗末な音じゃないですか!

野村のヨッチャンが『この人、弾くのは凄いけど

ギターのこと何にも知らないんだから!』って

呆れて語ってましたが本当の事だったんですね。


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